2003年2月8日(土) 0日目
産んだあとは、そのまま分娩台で足を伸ばして薄い布団をかけてもらい2時間休む。
最初の30分は、べビの測定や機械の片付けなんかの様子をボーっとみていた。
その後4時くらいまで母が横にいてくれていたので、一緒に入院生活の説明を聞いたり。
ていうか、いま産んだばかりでまだ平常心じゃないのに
「お祝い膳のメニューは、洋食がいいか和食がいいか」 とか
聞かれても・・なんだかなァ。
(私は洋食派なので迷うことはないけど。)
母から東京にいるダンナ様にtel
「マジで?!産まれたの!すげー!よかったー。お疲れ様って言っといてー!
いやー・・名前考えなきゃなぁ!」
だって。
AM4時、多少歩けるようになったので自力で歩いてさっきの陣痛室のベッドにもどる。
そこで一晩すごす。ドキドキするのと、なぜか右足だけ異常にダルくて寝れないので
友達とかにポチポチとメールで報告(本当は病院で携帯使ってはいけません。ごめんなさい。)
AM10時頃、早速ダンナ様のほうの義父・義母・義妹が見舞いにきてくれた。
もう新生児室のガラス越しにべビを見てきたとのこと。
義妹 「かーこ(仮称)ちゃんのあかちゃんすごいもみあげ長かったよー」
そうか・・。
PM3時ごろ、私のほうの父・母・妹その2が来た。
私ももう歩けるので一緒に新生児室へ行くと、
「経過も良いので少しならお部屋に連れて行ってもいいですよ」
とべビを出してくれたので、私が休んでいる陣痛室にて思う存分写真やビデオなど撮る。
産まれて12時間のチビちゃんにみんな(私含め)おっかなびっくり。
夕方、やっと婦人科の隣の小児科のベッドが空いたのでそちらへ移動。
2人部屋。
2月9日 1日目
授乳のしかたを教わり、10時頃より母子同室に。
同室タイムは10時〜4時。
どうしてよいかわからず、泣かれてオロオロする。
まだ母乳もたいして出ないのでブドウ糖を溶かした糖水を足さなければならなくて、
その度に授乳室までべビの入ったコットをガラガラと押して移動。
ちょっと距離があるのでめんどくさい。
夕方、私の叔父叔母がきた。
もう同室タイムが過ぎていたので、新生児室のガラス越しに見てもらった。
そのあと、バイト帰りの妹その1がカレシと二人で来た。またガラス越しで見せる。
「お姉ちゃんに似てるかもよ!顔の形とか!」
本当かな〜
同じ病室にいるのは、切迫早産で入院してる妊婦さん。
べビの泣き声や見舞い客で騒がしくて申し訳ないかんじ。
夜は、新生児室に授乳しに行く。一応時間は決まってるけどべビが泣き止まないときは
呼ばれる。
私もまだあまり寝付けないし、やっと寝付いたところで呼ばれるので休む間ナシ。
でもいまは授乳だけで夜間のおむつとか看護婦さん任せだから、
退院したらもっと大変なのかなきっと。
2月10日 2日目
昼すぎ、私の母の友人のKさんがくる。
赤ちゃんかわいいかわいいと大変喜んでくれた。
夕方、産婦人科のほうの個室が空いたのでそちらに移ることに。
一日5000円はイタイが、私とべビに会いにきてくれる人も多いし
夜中何度も部屋を出入りするので一人のほうが気楽でいい。
今日はべビは昨日ほど泣かず、おとなしく寝ててくれた。
私がオロオロしているので不安だったのかな。
すこしずつ、慣れていけばいい。がんばろう。
2月11日 3日目
祝日のため、お客様が多い。
全部で5組13名。
全てちがう時間で、みごとに誰も重ならず。
10〜4時の同室タイムの来客だったが、合間に授乳しておいたらグッスリ寝てて
あわてることも無く大助かり。時々起きてキョロキョロと機嫌よく、みんなに喜ばれる。
たくさんのお客様とワイワイ話せたのも個室に移ったおかげ。よかったよかった。
10:30〜私の叔父・叔母
11:30〜私の母の友人Kさん&そのこども2人
13:30〜義母・義妹
14:30〜義弟・その奥さん・娘(10ヶ月)
15:30〜私の父・母・妹その2
2月12日 4日目
少しべビの顔が変わってきた。
しわしわがちょっときれいになって、表情が出てきた。
パパはまだ東京で、べビに会えずかわいそう。毎日私が送る写メを
とても楽しみにしてくれる。
私の母が速達で送ったべビのビデオをやっと受け取ったとのこと。
小さい赤ちゃんを見てとても嬉しかったと電話が来た。
はやく名前を決めなくては。いつまでも 「チビ太」 では・・;
母子ともに経過は順調。
子宮の戻りにともなう痛みはほとんど無い。キズの状態も良いらしい。
やっと母乳が出てきた。張る感じがあるので、どうやらけっこうヤル気らしい。
よかった。
2月13日 5日目
産まれてから減っていた体重が初めてプラスに。
微妙にアゴ下のラインが変わった。肉がついてきたっぽい。
もうはや目に見える変化があるとは驚いた。
沐浴実習で、実際にべビを風呂に入れる。初おふろ。
でも大泣き。 おなかすいてたからか。私が不慣れだからか。
おすそ(と呼ぶ)の3針縫ったのを抜糸。
べビの退院診察の結果も、異常なし。
いちにち何度も長時間授乳しており、ちくびがたいへん痛い。
なんか、ちいちゃーい水ぶくれみたいなのができてきた。吸わせる度に激痛。
ヒフうを保護する軟膏を処方してもらう。塗っといて、授乳時には除菌綿で落とすように言われた。
べビはちょっとずつダラダラと飲む派のようなので、
いちいち塗りなおしたり拭いたり、めんどくさい。
2月14日 6日目
母と妹その2が迎えに来てくれて、退院。
この日のためにベビーシートをレンタルしておいたが、べビ大泣き。
結局、半分は抱っこで帰宅。
難しいなぁ・・。
なにはともあれ、無事退院できてよかった。
これから1ヶ月ちょっと、実家で世話になる。
いろいろ慣れて、東京に戻る日に備えなくては。
<その後>
2月15日
東京からやっとパパくる。
もうかわいくて仕方ない様子。ずっと抱っこ。
2月16日
義父・義母・義妹が来てくれた。
妹その1の友人も見に来てくれた。
本日めでたく名前が決定。
みんなで、出前のオードブルでお食事会。
母が命名書を書いてくれた。
めでたい。
入院日記・オワリ